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中華街の正月は、2月にやってくる春節の獅子舞と「採青」の楽しみ方

横浜中華街がいちばんにぎわう季節は、1月の正月ではなく、旧暦の正月「春節」です。

春節は、毎年日付が変わる

春節は、月の満ち欠けをもとにした旧暦の正月です。そのため、西暦の日付は毎年変わり、1月下旬から2月中旬のあいだの新月の日にあたります。

2027年の春節は2月6日です。中国や台湾などでは、西暦の新年よりもにぎやかに祝う習慣があります。

中華街の春節は、1986年から

横浜中華街の春節の行事は、街の店主たちでつくる横浜中華街発展会協同組合が1986年に始めました。2026年で40回目を迎えています。

2026年は、春節の当日から元宵節までのおよそ2週間にわたって、さまざまな行事が開かれました。

獅子が店先で舞う「採青」

春節の当日、街のあちこちで爆竹と太鼓が鳴り響き、獅子が店の前で舞います。これが「採青(ツァイチン)」です。

獅子は、店が用意したご祝儀袋をくわえ取り、店の商売繁盛を願って舞います。「採青」の名前は、昔はご祝儀袋が獅子の好物の青菜に包まれていたことに由来するといわれます。

ここがポイント 採青は、春節の当日の夕方から夜にかけて行われます。獅子が来るのは、ご祝儀袋を用意した店の前です。

パレードと、伝統芸能

春節の期間中には、「祝舞遊行」という祝賀パレードがあります。皇帝の衣装を着た人々、獅子舞、龍舞、中国の舞踊などが、夜の街を練り歩きます。

山下町公園では、「春節娯楽表演」として、中国の伝統的な芸能も披露されます。

締めくくりは、元宵節の燈籠

春節の期間は、年が明けて最初の満月の日「元宵節」で締めくくられます。2026年は横濱媽祖廟で燈籠のお祭りが開かれ、五穀豊穣への感謝と平和への願いが燈籠に託されました。

また、春節の前から「春節燈花」として、街にランタンの飾りがともされ、中華街大通りには大きな龍のランタンが飾られます。2027年の春節燈花は、2026年11月1日から2027年2月20日までの予定です。

家庭での春節の習わし

中国の家庭では、入り口に縁起のよい言葉を書いた赤い紙「春聯」を貼り、赤い提灯を飾ります。赤は、福を招くおめでたい色とされています。

大みそかには水餃子を食べます。昔のお金「元宝」に形が似ていることから、お金に恵まれるようにという願いが込められています。子どもには、日本のお年玉にあたる「紅包」が渡されます。

行く前に 行事の日程は毎年変わります。2027年の予定は、横浜中華街の公式の発表を確かめてから出かけましょう。